できるだけ山

あろうことか、また！

前回と同じく韮崎からみずがき山荘行きのバスに乗りますが、お盆休みとあって、途中バスが立ち寄る明野のひまわり畑やらハイジの村周辺が大渋滞なわけで予定より大幅に遅れ、午後2時半頃山荘着。今宵は大日小屋テン場泊まりなので問題ないでしょう。


富士見平小屋。金曜とはいえお盆休み真っ盛りなのに、小屋は無人のようでした。テントもぽつんと一張りのみ。


で、大日小屋着。小屋には1パーティ、テン場は最終的に4張り程度でしたでしょうか。なかなか気持ちいいテント場です。


大日小屋水場。


ここも無人小屋ですので、ビアを買えるわけでもないわけで、することもなく6時には早早に就寝。

就寝に使用したのは当然これです。


ULフィッシュボーンマットThermoBlade（オプショナルブレード付）。


この色彩はガチャピンというよりエルム街の悪夢のフレディだということに気づいたりしましたが、とくにうなされることもなく実にぐっすりと安眠できました。
80g程度の重量、かつバラバラにすればいくらでもザックの隙間に詰め込める収納性のよさは、それはもう画期的なシステム！であるわけです。ええ、そうですとも。
今回のフィールドテストで明らかとなった要改良点としては、マット側のベルクロテープが100均で買ったシール式のものであるため粘着力がイマイチのようで、ベルクロ側よりシールの方がはがれてやすい、という点。ベルクロの接着方法については要検討です。

コントレイルのスースー感になれていると、どうにもダブルウォールのVL22は閉塞感を感じます。なのでフライの入り口をあげたうえ、本体入り口もメッシュにして外の空気を感じながら就寝。夜間は15度は下回らず。快適な一夜を過ごしました。

翌朝の朝一VAAM


は、前回のような悪天ではないとはいえ、薄曇り。なんか今日もスカッとした展望を楽しめそうにありません。

大日岩あたりはまだそこそこいい感じでしたが
　

砂払の頭あたりにさしかかるとガスガスに！
　

前回のビバ地


千代の吹き上げ


五丈岩


山頂からは前回と異なる廻り目平方面へ下ります


金峰山小屋でコーラ。美味かった！


小屋犬、ゆずひこ。


こちらのルートは人通りも割と少ない苔むした静かな下山道です。


川端下林道に出れば廻り目平まではあと少し。


廻り目平キャンプ場の受付の金峰山荘。


一泊500円/人。入浴400円/人。下山後にゆっくり風呂入ったりビア飲んだりしながらキャンプしてくってのも実にいいものですね。これぞNULの醍醐味なわけであります。


ところでなぜまた金峰山なのかという話ですが、ガレージメーカーの新興ブランドWander-zの新作発表会がここ廻り目平で開催という告知に軽量ギアマニアとしてはじっとしていられなかったというのが実際のところなのです。

新製品　ワンダースティック　カーボン110
　　　　
詳細スペックはこちら。完成度や仕上がりは以前見せてもらったランブラースティックに勝るとも劣らない実に素晴らしいものでした。しかしながら、唯一致命的に劣っている点といえば、実戦での実証テストを経ていないということ。今年のハセツネはもうエントリーが終わっているので、早くどこかのトレランレースに参戦して検証してもらわいたいところです。

このブランドの若きデザイナー兼デベロッパー兼オーナー様とは、テントを並べてこんな感じで一晩ゆっくりと色々なお話をすることができました。


が、ちと酒がおすすみになったようで、こんな状態でやりっぱなしで眠ってしまわれたのですよ。いけませんね。


ご自慢のオリンパスのマイクロフォーサーズも、夜間ぱらついた雨一晩中さらされていたのですが、大丈夫だったのでしょうか。

翌朝はまたとんでもないドピーカンでして、腹立たしいことはなはだしかったり。


小海線の車窓から。。


ユウさんおすすめの小淵沢駅ホームの立ち食いソバ。美味かったです！


おまけ：みずがき荘の登山口から廻り目平まで、今回の縦走をサポートしてくれたキマツースティック