少々時間が空いてしまいましたが、先週末の鳳凰山山行の後編です。
日の出時刻とほぼ同じ4時半頃、明るさで目を覚ますと、大半のテントはすでに食事も終えて撤収中。山のテント場の朝は早いです!暗いうちに食事をすませ、日の出と同時に歩き始めるのでしょう。テント場のルールがよくわからないので、受付のお姉さんに張りっぱなしで山へいって来てもいいか尋ねると問題なしとのこと。本日は軽い荷で登頂できます。
テント場は大変気持ちがいいのですが、唯一の難点は虫が多いこと。蚊こそいませんが、あぶやはえのような虫がよってきます。日の出とともに活動を増す虫たちは、特に黄色を好むようで、あっという間にVL-22のフライに虫がたかってきます。
いつもより早く行動したつもりですが、食事をしたりコーヒーを飲んだり、結局出発は6時過ぎ、テント場からの最後の出発者です。
テント場からは少々の急登をあがると、すぐに気持ちよい林の中のなだらかな登りになります。しばらく行くと、道ばたに巨大な岩が出現し始めます。
砂払への山道
ガマ岩
しばらく登るとついに森林限界上に飛び出します。薬師岳手前のピーク砂払です。
岩と砂の斜面から白峰三山、薬師観音方面、富士山方面、も眺望できます。
砂払からの眺望
砂払から北岳
砂払から薬師岳
砂払からの富士
砂払の岩場
砂と岩の道で砂払頂上を越えると、眼下のオアシスのような緑の中に薬師小屋、その先には薬師岳頂上部がみえます。薬師小屋はテント場はありませんが、ロケーションが素晴らしく人気の小屋のようです。
薬師小屋
薬師小屋から薬師岳への登り
薬師小屋から美しい白砂の斜面を登るとそこは広々と広がる薬師岳頂上!
なぜこんな高いところにこんなにきれいな白砂がひろがっているのか、とても不思議な風景です。
白砂と巨岩の薬師岳山頂
薬師岳から観音岳まではこんな感じの稜線を歩きます。右手には深い谷をはさんで北岳がものすごい迫力でたたずんでいる様を眺めながらの道です。
稜線からの北岳
ただ歩いて通過するのがもったいない気がしてきまして、道から少々外れた岩に腰掛けて
この壮大な風景を眺めながらのコーヒータイムとしました。当初の予定では今日は観音岳登頂後、少なくとも夜叉神峠小屋まで降りようと思っていましたが、こんな素晴らしい稜線をもっとゆっくり楽しみたいという気になり、稜線からはバリ3の携帯電話で自宅に南御室にもう一泊への予定変更の連絡を。
北岳とコーヒー
北岳とヨーグルトチョコレーズン(ほのかな酸味がいい!)
薬師から観音はすぐそこに見えていましたが、こんなことしてますので、小一時間かかってしましました。
稜線の左、野呂川からあがってくる風はものすごく冷たくて気持ちいいのですが、
稜線の右、甲府韮崎方面の空気はむっとするような高温高湿度です。稜線上で2種類の空気がせめぎ合っています。
観音岳手前あたり
観音岳頂上
鳳凰三山の最高峰観音岳頂上からは360度の眺望が広がるはずですが、残念ながら本日は甲府や韮崎方面は一面の雲に覆われており、八ヶ岳や北ア方面は望むことはできませんでした。それでも、観音岳をこえると、オベリスクのある地蔵岳へ連なる稜線やさらにその奥に茶柱さんが登山中の甲斐駒がのぞめます。
観音岳から地蔵岳方面
ほんのちょっと先に見えるので、歩いてみようかという気にもなりましたが、降りて登って降りて登ってという感じの岩岩の稜線歩きは私の足ではかなり時間がかかることが予想されますので、ここを折り返し地点として、ゆっくりと眺望のランチタイムを楽しことに。
広い稜線を独り占め気分でまたまたコーヒーを飲んだりしながら小一時間も絶景を堪能しました。とにかく気持ちよかったです。
自分撮り(恥)
稜線を離れがたく、帰りもまた薬師岳頂上で寝転がってみたりしつつ、たらりんたらりんと南御室小屋に戻りました。
稜線の道
張りっぱなしにしておいたテントに戻ってみてびっくり。フライとテント本体の間に虫がびっしり!テントのジッパーを開けてみると、テント内部にまで!空気取り入れ口はひもで結ぶようになっていますがほんのすこしのすきまから進入してしまうようです。きっちりと結んでおく必要がありそうです。
翌日やはりテント場最後のテントを撤収、虫たちの好きな黄色のフライを片付けると、次善の好きな色であると思われる私の新品のオレンジのウインドブレーカにたかってきます。
いのうえさん風に言えば、”あまりにも虫たちにたかられた様子から、ムッシューとよばれるkimatsuです、こんにちは”でしょうか。
帰り道はガスっており、焼け跡でも夜叉神峠でも白峰三山を眺めることはできませんでしたが、なんとか下山完了。
下山後は、登山口のバス停にチラシがあった山渓園で入浴と思い行ってみると、登山バスからはき出された登山客たちがわらわらと吸い込まれていきます。こりゃだめだと思い道の途中にあった芦安温泉岩園館という旅館まで引き返して、日帰り入浴可能か尋ねてみるとOKとのこと。入浴料1000円を支払って本旅館の自慢の大岩露天風呂に入浴。このお風呂、湯口にマスが置いてあり、飲用可能をアピールしてあります。すなわち掛け流しの温泉です。下山した大崖頭山方面の緑を眺めながら大変気持ちのいいお風呂で2泊3日の山行の疲れを癒しました。
前回の夜叉神峠泊まりに続いて、絶好の天気に恵まれた最高の山行でした。
この山域と相性がいいのかも。。♪