中央構造線ぶらり旅 3 しらびそ~佐久間~天竜スーパー林道
しらびそ峠は152号茅野~浜松ののほぼ中間点です。諏訪南ICを出たところで入れておいた
ガソリンは、4WD-Lも使ったりした林道めぐりで予想外に早く消費したようでした。
そろそろ入れないと、と携帯で上村のGSを検索し、電話をかけてみますが、2件とも応答が
ありません。大鹿村で出会ったライダーの話が思い起こされます。
「そうか、日曜日はただでさえ少ないGSが休みなんだーー・」
あせって、さらに先の南信濃和田、水窪と検索エリアを広げていきますが、電話かけるGSは
すべて応答がありません。
やっと応答があったと思ったら、老婆の声で”もううちはガソリンスタンドの営業をやってないよ。。”
それでもやっとはるか先の佐久間のGSで”今日は本当は休みだけど、いいよ”との答えが、
若干ルートは外れますが、巨大構造物が好きな私としては佐久間ダムを見るのもいいかと思い
一路、佐久間へ向いました。
国道152号のもう一つの分断点、青崩峠とそれを迂回する兵越林道の分岐点です。
水窪からは、県道水窪羽ヶ庄佐久間線へ入ります。
斜面に切り開かれた茶畑と石垣の民家が山村の風情を感じさせます。
二本杉峠を越えたとたん一気に空が荒れ模様に変わりました。
佐久間の町でガソリンを給油後、大雨の中、佐久間ダムへ向かいます。
雨の佐久間ダム
重力式ダムである佐久間ダムは、アーチ式ダムである黒部ダムや奈川渡ダムのような
女性的な美しさはないですが、雨中にもたたずむ姿は実直な力強さを感じさせます。
時刻は夕刻、そろそろ今日の宿泊先を決めないといけません。
多雨地帯の評判に違わず、天候は荒れ模様で、予想外のこのエリアのキャンプ場を
リサーチしてなかったこともあり、看板で見つけたせせらぎ荘というバンガロー施設を訪ねて
みました。
農家の副業のような施設で、夏休みも終わったこの時期はすでに基本的に営業を終了して
いるようで、夕刻に一人で訪れた客にとまどったような対応でしたが、なんとか泊まらせても
らうことができました。
電球と畳敷きと布団が装備されており、バンガローというより田舎の家の離れといった風情です。
ともかく、大雨の中、快適な夜を過ごすことができました。
翌日、この旅のメインイベントの最後、天竜スーパー林道へ向かいます。
全長40kmあまりの完全舗装済みの林道ですが、天候さえよければすばらしい
景色を楽しめる快走林道のはずです。
、、が今日も大雨です。
水窪まで戻り、山住峠までの狭隘路を落石に怯えながら上ります。途中何本も楽しそうな未舗装路
が分岐していましたが、大雨ということもあって自重しました。
山住峠のシンボル、かわいい鹿くん
霧の天竜スーパー林道
林道途中にある天竜の森公園。大変きれいに整備された公園です。
結局林道からの景色を楽しむことはできませんでしたが、
数10キロの間対向車とすれ違うこともない霧の林道を孤独に走るのも悪くなかったです。
林道の終わりには、全国の秋葉神社の総本山、秋葉原の地名の由来でもある秋葉神社が
あります。
秋葉神社。思いの外、立派なたたずまいです。
かわらけ投げ。残りの旅の無事などを祈りました。(^^
天竜の町まで降りてみると、山中の大雨とは無縁の今年最後の夏空でした。
以上、2泊3日の中央構造線ぶらり旅レポートでした。
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