女神湖周辺林道
入社数年目だった90年頃、会社のバイク乗りの後輩に
「kimatsuさん、女神湖スカイエンデューロってレースの参加権が当たったん
ですけど一緒に出ませんか?」
と誘われました。
当たったってどういうこと?という感じでしたが、どうやら人気のあるイベント
で抽選にあたらないと参加できないとのこと。
それはさておき、セローで林道は行ってましたが、のんびり走るのを楽しんでた
だけで、レースなんてとんでもないと思い、断ろうとしたのですが、彼の誘いは執拗でした。
今思えば、オンロード車乗りだった彼の目的は私ではなく、私のセローだった
のだろうと思われますが、とにかく首をたてにふってしまいました。
言われるがままに、最低限の装備(フェースガード、パッド入のオフロード用
ライディングシャツとパンツ)を上野のコーリン(今も有るのでしょうか?)で
購入し、当日を迎えました。
エンデューロといっても初級者向けの草レースで、女神湖、蓼科牧場周辺の1周
15kmほどの林道を閉鎖し、トップが13周したところでレース終了というものです。
現地につくと、ゼッケンと車体にはるゼッケンシールが渡されました。これを貼ると、
セローもいっぱしのオフロードレーサーです。
後輩とペアでの参戦で、2周交代で走ることにしました。
最初は元気のいい後輩が快調にとばしています。
次はいよいよ私の番です。ピットになっている舗装路から林道に入りました。
スカイエンデューロという名から爽快なフラットダートを想像してましたが、実際には
大きくとがった石がごろごろ転がる薄暗いガレた林道で、とにかくこけないように
おっかなびっくりの15kmでとてもレーサーという気分ではなかったです。
1周が異常に長く感じました。
元気のいい後輩に比べるとタイムは大分遅かったように思いますが、
2周目以降は少しずつタイムも上がって楽しくなってきました。
トップが13周したレース終了時には2人で9周程という結果だったと思います。
こけることもけがをすることもなく無事完走できました。
成績は全参加者中、中の下というところでしたが、なんだかんだでとても楽しい
想い出になっています。無理矢理誘ってくれた後輩に感謝しています。
この林道は今もあるのでしょうか。いつかまた訪れてみたいです。
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